THOUGHTS

“日新”月歩~シャーリング屋の熱い思い~

2013年9月30日

今年は『躍進』を共通テーマとして突き進んでいますが、『躍進』するための一つとして、基本に立ち返り、私自身日々の業務の中でダブっている事はないか、無駄な部分はないかをケアをしながら毎日を過ごしています。
64期も後半戦に入り、ふと感じる事は、ダブっている事は当然まとめていかなければならないのですが、「無駄な事は本当にムダなのか?」という事です。

今期は視察や個人旅行等でアジアへ行くことが多かったのですが、例えば路面の状況等は日本がダントツNo.1です。しかし、車が走る、人が歩くことを考えると他国の路面でも機能しています。
私達の仕事では、営業で言えばニーズをつかんで先手を打って、使わないかもしれない資料でも予め用意しておく。工場で言えば、あらゆるリスク・事故・自然災害・注文の変動における対応策、材料の先手を打つ等、実際流れている仕事のイレギュラー部分の補足は、実は企業が生き残る上で一番重要なファクターではないかと思います。

先日も書きましたが、東京五輪が決まった中で「おもてなし」の心の大切さが海外から評価されました。日本が海外のどこにもないほどの経済発展を遂げたのは、他国の人が無駄だと思う事を当たり前だと思ったこと。
先に書いた路面の舗装の妥協しないレベル、他にも挨拶や信号が赤の場合は例え車が通っていなくても渡らない等、挙げたらきりがない日本人の協調性・規律性。これが日本力だと思います。

私達も本当に無駄な事は省力化を図っていかなければならないと思いますが、業務のルーティンではなく、一見無駄な事だと思う事が大きな視点で見れば、日新シャーリングを将来的に大きく成長させるキーだったりもします。
是非、全員で突き詰めていきたいと思うとともに、一番全体が見えている立場の私も、しっかりと判断し、進むべき道を示していきます。

代表取締役社長