2023年9月29日
阪神
阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝しました。
関西、神戸市出身である私は物心をつく前から阪神ファンとなっていますので狂喜乱舞した訳なのですが、今からCSを飛ばして日本シリーズでの38年ぶりの日本一を信じて疑わない一人です(笑)。神戸市出身だとオリックスファンでもあるはずなのですが、そこは生まれてから毎日サンテレビで阪神戦が映っていたお陰で野球未経験者でも完全にマインドコントロールされており、まだ日本シリーズ対戦カードが決まっていない段階から「ごめんなさい、オリックス」と思ってしまう次第です。
今年の阪神タイガース大躍進の最大の理由は岡田監督の采配であると良く言われています。 一点の重みを常に考えさせながら、臨機応変な作戦でパーフェクト目前の村上投手を突然交代、代打を送るような、必要と有れば驚くような瞬間的采配を見せたり、昨年よりリーグトップだった防御率の投手陣を長く続くリーグ戦を考えながら無理な連戦はさせない事、守備を重要視しての選手起用を続けた結果、木浪が8番に固定化し逆に切れ目無い打線が生まれた事、代打、代走含めベンチ一人一人にも役割を作った事、他にも数えきれない程のリーダーとしての役割を十二分に果たした事で素晴らしい勝利に結びついています。
但し、リーダーだけでは組織は勝利を得る事は不可能です。起用に答え続けた選手一人一人の力と脇で支えたコーチ陣、フロント、サポート陣すべての力有ってこそだと思います。他のチームの選手も同様に起用に応えようと常にしていますがそこは失敗する事も有ります。
では今年の阪神は選手たちがなぜ起用に応え続けることが出来たのでしょうか?
「アレ」という言葉で優勝を意識させないように岡田監督がさせる中で、日々の勝利の為にチーム内競合を含めた勝利に向かう〈気持ち〉を維持し続ける事が出来た結果だと思います。
十二球団一番多い平均4万人を超える球場で応援するファンの〈気持ち〉、熱量も確実にチームの力となっています。 全員の〈気持ち〉が素晴らしい組織づくりに繋がり応援する仲間が増えていく好循環に、企業としての組織つくりのヒントを得た気がしています。
常務取締役
政清 秀樹